【2020年最新】大阪城の見どころとおすすめ観光ルートについて!
真田幸村ゆかりの大阪城を観光!見どころご紹介 |
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国の特別史跡に指定されている、大阪城はとても広く観光スポットもたくさんあります。今回は大阪城を観光する際のおすすめスポット11ケ所を巡るルートとアクセス方法や最寄り駅についてのレビューをご紹介します。過去にNHK大河ドラマ「真田丸」で堺雅人が演じた主人公の真田幸村(真田信繁)も若かりし頃に過ごした城としても有名です! |
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※大阪城の観光ルート全体地図です
目次
- 大阪城を簡単に説明すると・・・
- 大阪城の見どころ1@「大手門」
- 大阪城の見どころA「千貫櫓」
- 大阪城の見どころB「多門櫓」
- 大阪城の見どころC「六番櫓」
- 大阪城の見どころD「修道館」
- 大阪城の見どころE「桜門」
- 大阪城の見どころF「銀名水井戸の井筒」
- 大阪城の見どころG「天守閣」
- 大阪城の見どころH「山里丸」
- 大阪城の見どころI「極楽橋」
- 大阪城の見どころJ「内堀」
- 大阪城アクセス方法・最寄り駅・駐車場
- 大阪城の周辺観光スポット
大阪城を簡単に説明すると・・・
大阪城は天下統一をめざした豊臣秀吉公により、天正11年(1583年)に着工し、1596年頃の完成と伝えられています。これは織田信長が本能寺の変によって絶命する翌年になります。
当時の豊臣秀吉は親しみをこめて「太閤さん」と呼ばれ、栄華を極めた最高権力者の様子が大阪城から随所に読み取れます。
大阪城は豪華に彩られることから「金城」や「錦城」と異名をとり、豊臣秀吉公の派手好きな趣味は、城自体や外観から感じとれます。大阪城は見事な天守閣が現存し、5層8階建ての建築様式になります。5層の屋根は千鳥破風が並び、黒漆黒の城壁に金箔で虎の飾りをほどこし、軒に金箔瓦が連なっています。
これは現代の感覚においても華やかさが際立つ名城といえます。
歴史の時間でも習うように、大阪城は大坂冬の陣と夏の陣に、徳川勢に2度の襲撃を受けています。そして、慶長20年(1615年)5月7日の夏の陣で落城してしまいます。
そのため現在の大阪城は徳川政権時代に新たに築城されたお城となっています。
大阪城の見どころ@「大手門」
大阪城の正門玄関とも言える大手門は、国から重要文化財の指定も受けているほど重要な建築物です。こちらの門は豊臣時代のものではなく、1628年(寛永5年)に徳川幕府によって再建されたものですが歴史的価値は十分。
1783年(天明3年)に多門櫓が焼失した際も、災害を逃れることが出来た重要な建築物なのです。大手門をくぐる際、南控え柱の継ぎ部分から是非とも、職人の技を堪能しましょう!
「殺ぎ継ぎ」と呼ばれる技法で腐食部分が修復されていて、一見不可能にも思える構造で繋がれています。達人技とも言えるこの技法は、鞄c中建設の創業者・石浜太郎平さんの手によって施されました。
大阪城の見どころA「千貫櫓」
大手門に向かう際に左手に見える千貫櫓も、国から重要文化財に指定されている貴重な建築物です。歴史深い建築物ですが、春と秋には1週間程度、内部が公開されているので在りし日の雰囲気を堪能することができます。
この千貫櫓は大阪城に現存する最も古い建物で、1620年(元和6年)に小堀遠州の設計・監修の上で築かれました。この事実は1961年(昭和3年)の解体修理の際に、墨書銘のある板が土台部分から発見されて、明らかになりました。
織田信長が「あの櫓を落とした物には、千貫与えても惜しくない」と話したことが千貫櫓の名前の由来だとされています。織田信長が石山本願寺を攻めた時に横矢を効果的に活用できる隅櫓がこの界隈にあり、攻略するのに非常に苦労したとのことです。
大阪城の見どころB「多聞櫓」
大阪城では、貴重な現存・多門櫓を鑑賞することができます。
過去には京橋口・青屋口・玉造口の3ヶ所にも多門櫓が存在したが焼失してしまい、現存するのは大手口のみとなりました。まさに「残された1つ」という言葉がよく似合います。
江戸時代にはこの多門櫓は、武士たちのための市場の会場としても機能しました。毎月、決まった日に大阪城詰めの武士達が消費する日用品を卸すために、城への出入りを許された商人達が市場を開催していました。市場を開催されていたこともあり、多聞櫓は「市多聞」とも呼ばれていました。
大阪城の見どころC「六番櫓」
六番櫓では大変、見事な高石垣を鑑賞することができます。この高石垣は徳川幕府の時代に施行された大阪城再建工事の際に築かれました。
藤堂高虎に手がけられたこの石垣は、根石から天端石までの高さが何と30m!南外堀の幅の広さと合わさり、「高い石垣に、幅広の堀」という藤堂高虎築城の特徴を堪能することができます。
元々、櫓は7つ存在しましたが、この六番櫓と一番櫓を残して失われてしまいました。二・三番櫓は1945年(昭和20年)の太平洋戦争の際、米軍からの空襲によって焼失しました。また四・五・七番櫓も、戊辰戦争の際の戦火で焼失しました。
この六番櫓は戦火を切り抜けた、貴重な遺物とも表現することができるのです。
大阪城の見どころD「修道館」
こちらの修道館では「柔道」「剣道」「薙刀」などの武道の普及活動が行われています。
大阪城二の丸、及び西の丸にあった「近畿管区警察学校」が堺市へと移転される際、各界の寄付により青少年の錬成道場として各界からの寄付によって建造されました。皆様が大阪城を観て回っている際も、青少年達が幼き日の真田幸村のように鍛錬に励んでいるかもしれませんね。
大阪城の見どころE「桜門」
本丸への玄関口とも言える桜門は、この場所に立派な桜並木道が飢えられていた事が名前の由来とされています。在りし日には、春になると美しい桜に囲まれたのでしょうね…!きっとその名前の通り、美しい桜で彩られた姿で真田幸村(信繁)をはじめとした武将たちを出迎えたのでしょうね。
この桜門も大手門、多門櫓、千貫櫓らと同様に重要文化財の指定を受けています。
徳川の時代・明治時代・現代と何度も再建工事を受けて来ていますが、重要な歴史的価値を持つ建造物はその度、蘇ってきたのです。桜門をくぐり抜ける際は歴史の重みを感じざるをえないでしょう。
大阪城の見どころF「銀名水井戸の井筒」
桜門を抜けた先に設置された銀名水井戸は、徳川幕府が大阪城を再建した際に設けた5つの井戸の内の1つです。
本丸を警護する役人たちの飲料水として用いられていたとの事です。なお、現在は飲料禁止となっていますので決して、飲まないで下さい。
実は、銀名水井戸は元々、旧大坂私立博物館の裏手に設置されていました。1931年(昭和6年)に大阪天守閣の復興と同時に、現在の位置に移動されました。復興の際に、桜門をくぐった場所に引っ越ししたとも言えますね。
この銀名水井戸の名前の由来は明らかになっていませんが、仮説は残されています。小天守大の「黄金水」、もしくは天守閣東側にあった「金明水(現在は地下に埋もれて目にすることは不可能)」との対比で銀名の枕詞が与えられたと考えられています。
大阪城の見どころG「天守閣」
大阪城の天守閣は1931年(昭和6年)11月に復興されたものです。豊臣時代、残念ながら落雷によって焼失してしまった徳川時代に続く、三代目の天守閣なのです。
当時は現代よりも歴史資料が重宝されていなかったので、復興の建設は非常に苦労したとのことです。現代の三代目の天守閣では豊臣と、徳川の両時代の特徴を楽しむ事ができます。
なぜ、このような不思議な組み合わせが誕生したのか?
それは徳川時代に築かれた石垣の上に、豊臣時代の天守閣が築かれたからです。この三代目天守閣はコンクリートで再建されたものだが思想、技術の面では十分に歴史価値が高いものです。
豊臣秀吉が当時における最高の技術を集結させたのと同様に、昭和初期の最高の技術を後世に残すために鉄骨鉄筋コンクリートが採用されました。また、大阪城を再建する過程で生み出された技術は、その後の復興天守閣に有効に活用されています。大阪城・天守閣は近代建築の傑作と言っても過言ではないのです。
大阪城の見どころH「山里丸」
本丸北端に位置する山里丸は元々、千利休が造った茶室を含む静かな場所だったと歴史に残されています。その後、秀吉の没後に京都・豊国神社から分祀された豊国社が祀られました。
他にも太平洋戦争時に、爆撃機からの機銃で掃射を受けた後も残されていてまさに「歴史の生き字引」という言葉が似合う場所なのです。
大阪城の見どころI「極楽橋」
極楽橋は山里丸と二の丸を結ぶ橋で、徳川の時代に架橋されました。その後、戊辰戦争で焼失し、1965年(昭和40年)に大阪城整備の一環で現在の形になりました。
鉄筋コンクリートで再建されていますが、慶長時代の様式で作られているので歴史を楽しむ事ができるでしょう。
大阪城の見どころJ「内堀」
内堀から大坂城御座船に乗ることができるので、ゆっくりと大阪城の全景を楽しむことができるでしょう。船の上でゆっくりと、真田幸村(信繁)がどのように大阪城を守ったか想像を広がせて見るのもよいのではないのでしょうか?
【営業時間】10:00?16:30 ※12月1日?翌年2月末までは運行休止
【料金】大人:1500円 子供:750円 ※いずれも税込み
【お問い合わせ】伴ピーアール株式会社 080-3764-3773
【WEBサイト】http://www.banpr.co.jp/
大阪城アクセス方法・最寄り駅・駐車場
- 【開館時間】午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 【開館時間延長時期】桜のシーズン:平成31年3月23日(土)〜4月7日(日)午前9時〜午後7時(入館は午後6時30分まで)、ゴールデンウィーク:平成31年4月27日(土)〜5月6日(月・祝)午前9時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
- 【休館日】12月28日〜1月1日
- 【料金】大人600円 中学生以下は無料
- 【セット料金】大阪歴史博物館(常設展)+大阪城天守閣 900円
- 【住所】〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1-1
大阪城へ電車で行く場合の最寄り駅について
- 谷町線:「谷町4丁目駅」1-B番出口 「天満橋駅」3番出口
- 中央線:「谷町4丁目駅」9番出口 「森ノ宮駅」1番出口、3-B番出口
- 長堀鶴見緑地線:「森ノ宮駅」3-B出口 「大阪ビジネスパーク駅」1番出口
- 大阪環状線:森ノ宮駅及び大阪城公園駅
- 東西線:大阪城北詰駅
- 京阪電車:天満橋駅
車でのアクセス・駐車場について
- 神戸方面からは阪神高速 13号東大阪線 法円坂出口
- 東大阪方面から阪神高速 13号東大阪線 森之宮出口
駐車場の料金について
大阪城周辺の駐車場については大阪城公式ページがPDFでまとめていますのでこちらが便利です>>大阪城周辺の駐車場情報
大阪城の周辺観光スポット
大阪城を観光する際にぜひ寄ってみたい観光スポットやレジャー施設をご紹介します!
大阪水上バス「アクアライナー」
観光船となり、水上から大阪を散策できるのが魅力です。旧淀川となる大川を周遊し、「大阪城・中之島めぐり」コースなら、船内アナウンスつきです。
桜の名所である「造幣局」や、大正レトロビルの「中央公会堂」、大阪城など人気の観光スポットをめぐります。
花博記念公園鶴見緑地
EXPO’90「国際花と緑の博覧会」の跡地を再整備した公園で、2,600種、約15,000株の植物を温室栽培展示しています。さらに広大な敷地を誇るので、渡り鳥が休む池が存在するほどの自然があふれる観光施設です。
千林商店街
大阪らしい活気のある街の雰囲気に触れられる商店街です。京阪電車の「千林駅」と地下鉄谷町線「千林大宮駅」間の約700mを結ぶ通りになります。
以上、大阪城天守閣を観光!大阪城観光のおすすめルートとアクセス方法について...という話題でした。
お得情報!大阪城観光ツアーもあります♪
これまで説明してきました大阪城おすすめスポットとルートですがですが、NHK大河ドラマ「真田丸」での影響もありこれまで以上に国内外問わず観光客が増えています。大手観光旅行会社ではこの大阪城の観光と食い倒れの街である大阪グルメも堪能できるセットになったツアーを催行中で、大阪日帰り観光も可能です。
観光ツアーではグルメはもちろん大阪の観光スポットも行ける贅沢な内容となっています。あなたも豊臣秀吉、真田幸村(信繁)ゆかりの地へ行き在りし日の姿を感じてみませんか?
真田信繁ゆかりの関連記事
真田信繁といえば上田城を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?真田信繁の父である真田昌幸によって築城された上田城は第一次・第二次上田合戦で徳川軍を二度にわたり撃退した難攻不落の城としてNHK大河ドラマ「真田丸」でも放送されていました。
東京から新幹線で約2時間30分で行ける上田城についてレビュー記事をまとめていますので真田信繁をさらに知りたい方は読んでみてください♪
東京駅から新幹線で約90分でアクセスできる上田城跡は堺雅人演じる真田信繁(幸村)が主人公、NHK大河ドラマ「真田丸」でが取り上げられ人気を博しました。今回は真田信繁の父「真田昌幸」によって築城された上田城跡のおすすめ観光スポットとルートをご紹介!ぜひ観光前の参考にしてください。 |