東京国立博物館所蔵の三日月宗近の歴史

 

天下五剣の名刀「三日月宗近」をご紹介!

三日月宗近(みかづきむねちか) 刀剣乱舞で人気の三日月宗近(みかづきむねちか)は平安時代に打たれた天下五剣の一つ!日本の国宝にも指定されるほどの名刀で、現在は東京国立博物館の所蔵となっています。今回は三日月宗近の歴史を紐解きます。※画像は「復元三日月宗近真打」です

(この記事は約2分で読めます)

 

 

目次

日本刀の形状をしている最古の刀「三日月宗近」

平安時代の名工・三条宗近の手によって打たれた三日月宗近は所謂、日本刀の形状をしているものの中では最古の部類に入ります。

 

三条宗近が活躍していた時期は永延期(987〜989)ですので2018年現在からは1000年以上も前…!

 

まさに悠久の時を感じさせられます。刃長は二尺六寸四分(約80cm)、反り九分(約2.7cm)と細身で反りが高く踏ん張りが強いので実用性も高いです。

 

三日月宗近(みかづきむねちか)

写真は平成31年1月8日(火)〜2月24日(日)に三島市郷土資料館の企画展で展示された「復元三日月宗近真打」です。

 

これは「刀剣乱舞ONLINE」の原作プロデューサーが発起人となった「三日月宗近生ぶ復元プロジェクト」で完成した刀剣です。

 

三日月宗近は国宝認定を受けるくらい日本刀の中で最も優雅

三日月宗近の最大の魅力は刀身の美しさです。打ちのけ(刃の表面に出る浮き模様)が三日月形をしていることが名の由来です。故に日本刀の中で最も優雅で、品格がある業物とされて天下五剣の一つに選ばれました。

 

貴重さが認められ1933年1月23日付で重要文化財(当時の旧国宝)に指定。1951年6月9日付で文化財保護法に基づく国宝認定を受けました。

 

高台院、徳川秀忠が所有した三日月宗近

史実で判明している範囲の有名な所有者としてまず挙げられるのが豊臣秀吉の正室、高台院(ねね)です。

 

高台院の死後、遺品として徳川秀忠の手に渡ります。太平洋戦後には所有者が徳川家から金貸しを経たり、個人所蔵家の手に渡ったり流転することになります。1992年に当時の所有者から東京国立博物館に寄贈され以降、同館の所有となっています。

 

なお、高台院の前の所有者は山中鹿之介やら、足利将軍家やら諸説は存在しますが確かな史料が少ないために創作の域をでません。

 

 

東京国立博物館で三日月宗近の鑑賞のチャンスが!

現在では東京国立博物館に所蔵されていて度々、展示されているので本物を鑑賞するチャンスも!1,000年以上もの長い期間現存する三日月宗近を是非、鑑賞して目に焼き付けましょう。

 

東京国立博物館の所在地と行き方

  • 住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館
  • 最寄駅@:JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
  • 最寄り駅A:東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
  • 最寄り駅B:京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分

 

 

三日月宗近は刀剣乱舞でも大人気!

天下五剣の一つに選ばれるほどの美しさを持つ三日月宗近はDMM GAMESが発表している「刀剣乱舞」で擬人化されるほどの強い人気を誇ります。

 

特に三日月宗近はメディア露出が突出して多いキャラクターなので目にすることが多いかと思います。刀剣乱舞はアニメ化、舞台化、コンセプトにしたお店も発表されているので是非チェックしてください。

 

刀剣乱舞のGAMESや人気舞台動画、DVD購入などまずはDMMの新規無料会員登録を済ませる必要があります。

 

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刀剣乱舞の舞台やミュージカルの違いや魅力についてはこちらの記事で紹介しています。

刀剣乱舞の舞台とミュージカルの違いって?

本記事は2015年にミュージカル化、2016年に舞台化された刀剣乱舞(略称:とうらぶ)について、舞台とミュージカルの違い、そして気になるキャスト(出演者)の違いについて解説しています。最近になって刀剣乱舞にはまり、舞台やミュージカルも気になるがいまいち違いがわからない!というあなたにそれぞれの違いを説明しながら、その魅力に迫ります!

 

近年では「刀剣乱舞」だけに留まらずカードゲームの「カードファイト!ヴァンガード」や、ソーシャルゲームの「グランブルーファンタジー」にもコラボ出演して活躍の場を広げています。

 
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